ねた帳
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532 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/14(木) 23:17:59.79 ID:fewjtmht0
ヴァルナとジャーティは何なの?

ブーランデビィはどう思う?

547 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/14(木) 23:56:35.28 ID:yKJwWK6B0
»532
まずは»345,»348を読んでいただいて、「ヴァルナ」と「ジャーティ」について補足説明。

345 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/14(木) 11:29:56.94 ID:qZPL1aj10
»344
いや、番付けとも遠いというか全く違う。

例えば、ヤーダヴ(羊飼い)という姓の人達がいる。
そして多くのヤーダヴさんは、名前の通り羊飼いを生業としてる人がほとんどで、
羊飼い以外の職業に就くことは基本的に難しい。

なぜならヤーダヴさん同士で羊飼い組合を作り、
さらに結婚もヤーダヴさん同士でしかできないようルールを設け、
ヤーダヴさん以外がヤーダヴ(羊飼い)しないよう
既得権益を守るために新規参入や退出を制限してるから。

姓は他宗教に改宗しない限り、基本的に変更不可能なので
転職しようと思っても姓を見れば元の職業(ジャーティ)がイッパツでバレてしまう
→結果的に、職業が親から世襲化。

これが『ジャーティ』(職業別、内婚集団区分)の仕組み。
日本人が一般的にイメージしている「カースト」というのは、
実は『ジャーティ』のこと。


348 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/14(木) 11:51:02.85 ID:qZPL1aj10
»345の続き。(»247への回答も兼ねて)

しかしヤーダヴさん達も、ずーっと平和にヤーダブ(羊飼い)を続けられれば幸せなんだけども、
現実的にはそうはいかない。
別の王国やら、イスラームやら、イギリス人なんかが入ってきて羊飼い職を奪われたりする。

そこで仕方無く行商を始めたり、壺作ったり、別の商売を始める。
別の商売を始めたヤーダヴさんたちは、再び同じ商売をやってるヤーダヴさん同士固まって、
新ヤーダヴ組合を作る。

同じようにして、ヒンドゥーの王朝で天文学の学者をやってたバラモン集団が
イスラームに征服された時に解体されて、教師や行政官など別の商売を始めて組合作ったり、
21世紀の現代で、一年発起を試みた人たちがIT職を得てグループを形成したりする。

しかし同じ職業の人間同士がグループを形成する際に、必ずしも組合などの
明文化されたルールや法によって統制される『組織』を作らないといけない、
といったルールは特に無いので、結束の強さや、離脱参入への強制力はジャーティによってマチマチ。

このように、マチマチ=変化する余地を残しているが故に、
ジャーティは時代時代に応じて常に変化してきた。

これがカースト(ジャーティ)の『流動性』の正体。




「ジャーティ」とは、上で挙げたヤーダヴやクマールなどの職業区分のこと。
そしてジャーティーは職業名であると同時に、親から子、子から孫へと代々受け継がれていく「姓」でもあるので、
他宗教に改宗でもしない限り、未来永劫その人のジャーティーは不変ということになっている。
(しかし例外が生じるのは»348に書いたとおり)

その他ジャーティーの重要な特徴としては、
 
・同じジャーティ同士の人間としか結婚出来ない(実は例外もある)
 ・ジャーティー=職業を捨てる事は「カースト」という倫理体系から外れる事(=アウトカーストになるという事)

…等々。



553 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 00:17:05.60 ID:7hGs+2tM0
»547の続き

では「ヴァルナ」とは何か?

ヴァルナとはヒンドゥー教の社会を、死や汚れから遠い順に4つの階層
(バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラの)に分ける身分制度のこと。
言うなれば社会のランク分けなので、「優・良・可・不可」「甲・乙・丙・丁」のような分け方と一緒。

そして全インドで2000種類あるとも、3000種類あるともいわれる「ジャーティー」は、
この4つのうちのいずれかにランク分けされる。

分かりやすい例を挙げると…

 クマール(陶工職人)さん→平民→ヴァイシャ
 ヤーダヴ(羊飼い)さん→汚れ仕事をするのは農民→シュードラ
 トリヴェーディー(3つのヴェーダを読破した者)→ヴェーダ聖典なんて読むのは僧侶だけ→バラモン


人の姓≒職業名である「ジャーティー」を「ヴァルナ」のランク分けピラミッドの中に放り込んだもの
これが『カースト制度』です。